りこめも

思ったことをぽつぽつと!

現役引退

〇2017年1月
現役引退をしてすべて封印した


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そろばんを始めようと思ったのは、小学2年生の夏。たしか7月だったとおもう。
多分、まわりがやってるからとかいうありきたりな理由で、初日はおばあちゃんが作った鞄に筆記具を入れて教室に向かった。

どうせ周りが羨ましいだけで、続けないと思われてたような記憶があるが、結果的には15年ほど通い続けた。
周りは1年生の時から習ってたから開始が遅いほうだったけど、しばらくしてすぐに周りを追い抜いていた。
中学生になったころにはもうほとんど、追い抜いた周りももういなかった。

なぜずっと続けてたのかと問われると、ただ辞める理由がなかったからだと思っている。
今でこそそろばんが好きだったとは思うけど、たぶん当時はやるのが当たり前でやっていただけなところがある。
試験や大会は終わっても次がすぐ来るから、ひとつ試験が終われば次の試験の練習や大会練習に勤しみ…とかやってたら10年くらいひょいっと経っていたという印象。

7,8年目の頃、学年で言うと高校生になる年。
さらに私の思い出を深めることになるきっかけがあった。先生から、教室を手伝ってくれと頼まれた。
この話についてはまた改めて書きたいけれど、今思い返してみればちょうど折り返しの時期なのが面白いなあという印象。

大学生になった頃から、通ってるとは言えないかもしれないくらい教室には行けなくなった。
最後の方なんて3ヶ月に1回ほどやっと顔出しては、みんなにどこ行ってたのーなんて言われる始末だった。
それでもずっと籍を置いてくれてた先生と、いつ行っても親しくしてくれるみんなが大好きだった。
というか今も好きだ。大体の子は覚えてる自信がある。

結婚するために関東へ来て、事実上の現役引退をしたけれど、好きな気持ちは変わらない。
でもこっちでまた始めようとかは思わないので、本当にあの教室が自分の居場所だったんだなと再確認しているところ。

小さなエピソードは語り尽くせないほどあるから、また思い出したら少しずつ書き留めておきたいなと思う。



p.s.まだ力になりたいと思ってるから小さなコラムでも書いていけたらいいのになあと思いつつ自分の文才と相談している。